更新日:2026年10月31日
先に結論です。
独自ドメインは、「〇〇.com」「〇〇.jp」のような、自分だけのホームページのアドレスです。ドメインを扱うサービスで空いている文字を探して申し込めば、誰でも取れます。
費用は、2年目以降の1年ごとの更新料で見ると、.com が年1,700〜3,500円ほど、.jp が年3,100〜4,000円ほど、.co.jp が年4,100〜7,700円ほど(2026年10月31日に3社の公式料金表で確認・税込)です。更新を忘れると、ホームページもメールも使えなくなるので、自動更新の設定を必ず確かめておきます。
ホームページを作ろうとすると、「独自ドメイン」という言葉が必ず出てきます。無料の作成サービスでも「独自ドメインを使うには有料プランが必要」と書かれていることが多く、何にお金がかかるのか分かりにくいところです。
この記事では、ドメインの仕組み、.com・.jp・.co.jp の違い、取り方の手順、年間の費用の目安、更新を忘れたときに起きること、作成サービスにつなぐときの流れを、やさしく説明します。
※ ドメインの仕組みと決まりは、日本のドメイン(.jp)を管理する株式会社日本レジストリサービス(JPRS)と、ドメインの世界的なルールを決める ICANN の公式ページで、料金はドメインを扱うサービス3社の公式の料金表で、2026年10月31日に確認した内容です。料金は変わることがあります。
ドメインとは
ドメインは、よく「インターネット上の住所」にたとえられます。JPRSの説明では、ドメイン名は実際の住所と同じように、世界中に一つしかありません。すでにほかの人が使っている文字は、取ることができません。
ドメインは、ホームページのアドレスとメールアドレスの両方に使われます。
| 使われるところ | 例(ドメインが「example.jp」の場合) |
|---|---|
| ホームページのアドレス | https://example.jp/ |
| メールアドレス | info@example.jp |
ドメインのいちばん右の部分(.com や .jp)は「トップレベルドメイン」と呼ばれます。大きく分けて、.com のように用途ごとに分かれたものと、.jp(日本)のように国や地域を表すものがあります。
独自ドメインと、無料のアドレスの違い
無料のホームページ作成サービスで公開すると、アドレスはサービスの名前が入ったものになります。

| 項目 | 無料のアドレス | 独自ドメイン |
|---|---|---|
| アドレスの例 | (登録名).wixsite.com/(サイト名) | example.jp |
| 長さ・覚えやすさ | 長く、口頭で伝えにくい | 短く、名刺やチラシに載せやすい |
| メールアドレス | 作れない | info@example.jp のように作れる |
| 作成サービスを変えたとき | アドレスが変わる | 同じアドレスのまま使い続けられる |
| 費用 | かからない | ドメイン代(毎年)。作成サービスによっては有料プランも必要 |
独自ドメインは、作成サービスとは別の「自分の持ち物」です。あとで作成サービスを乗り換えても、ホームページのアドレスやメールアドレスを変えずに済みます。名刺やチラシにアドレスを刷るなら、最初から独自ドメインで始めるのがおすすめです。
.com と .jp と .co.jp の違い
| 種類 | 誰が取れるか | 数の制限 |
|---|---|---|
| .com | 登録に特に制限はない(もとは商業組織用) | なし |
| .jp (汎用JPドメイン名) | 個人でも組織でも、日本に住所があれば誰でも | なし |
| .co.jp (属性型JPドメイン名) | 日本国内で登記している会社(株式会社・合同会社・合名会社・合資会社・有限会社など) | 原則として1つの会社に1つだけ |
※ JPRS「JPドメイン名の種類」「種類と対象」「ドメイン名の種類」、JPRS用語辞典「gTLD」(2026年10月31日確認)。.co.jp には、会社を設立する6か月前から使える仮登録の制度や、合併などのときに例外として複数の登録を認める制度もあります。
- 個人事業のお店・事務所:.com か .jp から選びます。.co.jp は会社でないと取れません。
- 会社:.co.jp は登記している会社しか取れず、1社に1つなので、会社であることがアドレスから伝わります。
- .jp には、「〇〇.tokyo.jp」のように都道府県名が入る種類(都道府県型JPドメイン名)もあり、こちらも日本に住所があれば誰でも取れます。
独自ドメインの取り方
独自ドメインは、ドメインを扱うサービス(登録事業者)で申し込みます。.jp のドメインも、JPRSに直接ではなく、JPRSが指定した事業者を通して申し込む仕組みです。
- 使いたい文字を考える:お店や会社の名前のローマ字など。短く、聞いて書き取りやすいものにします。
- 空いているかを調べる:ドメインを扱うサービスの検索窓に入れると、取れるかどうかと料金が表示されます。
- 種類を選ぶ:.com・.jp・.co.jp など。前の章を参考にします。
- 申し込む:登録する人(持ち主)の名前・住所・連絡先を入れます。お店や会社のドメインは、自分(または自分の会社)の名義にしておきます。
- 支払う:多くは1年単位です。
- 自動更新の設定と、登録したメールアドレスを確かめる:期限のお知らせはこのメールアドレスに届きます。
Wixなどの作成サービスでは、有料プランの申し込みと一緒にドメインを取れる場合もあります。その場合も、誰の名義になっているか、2年目以降の更新料がいくらかを確かめておきます。
年間の費用の目安
ドメインを扱うサービス3社の公式の料金表(2026年10月31日時点・すべて税込)を見比べると、次のような幅でした。
| 種類 | 1年目(取るとき) | 2年目以降(毎年の更新) |
|---|---|---|
| .com | 0円〜3,220円 | 1,721円〜3,437円 |
| .jp | 0円〜3,982円 | 3,102円〜3,982円 |
| .co.jp | 4,136円〜11,000円 | 4,136円〜7,700円 |
※ 3社の公式の料金表の金額(税込・1年あたり)を、安いものから高いものまでの幅で示しています。1年目の0円は、そのサービスを初めて使う人だけが対象の割引です。料金は時期やキャンペーンによって変わります。
見るべきなのは、1年目の安さより、2年目以降の更新料です。1年目が0円や数百円でも、2年目からは通常の更新料がかかります。ホームページは何年も使い続けるものなので、更新料で比べるのが確実です。
独自ドメインを使うために作成サービスの有料プランが必要な場合は、その料金も別にかかります。作成サービスの有料プランの料金は「無料のホームページ作成サービスの比べ方」で、ホームページ全体の費用は「ホームページの費用の相場」の記事でまとめています。
更新を忘れるとどうなるか
ドメインには有効期限があり、更新の手続き(お支払い)をしないと、使えなくなります。
ホームページもメールも止まる
.com などのドメインでは、ICANNのルールで、期限が切れたあと、削除される前の少なくとも8日間は、ホームページやメールにつながらない状態にすることが決まっています。お客様がアドレスを開いても表示されず、そのドメインのメールアドレスも使えなくなります。
ほかの人に取られることがある
期限が切れて削除されると、同じ文字のドメインを、ほかの人が取れるようになります。JPRSは、廃止したドメインがほかの人に取られると、次のようなおそれがあると注意を呼びかけています。
- 以前のリンクや検索の評価が残っているため、そのアドレスが詐欺サイトなどに使われる
- 同じメールアドレスで、なりすましのメールを送られる
- そのメールアドレスでほかのサービスに登録していると、アカウントを乗っ取られる
ほかの人が取ってしまうと、商標の侵害などに当たらない限り、使うのを止めさせることはできません。
期限が切れた直後なら、取り戻せることもある
| 種類 | 取り戻せる期間(公式の決まり) |
|---|---|
| .jp・.co.jp | 廃止された月の1日〜20日の「登録回復期間」に申請すれば、元に戻せる |
| .com など | 削除のあと30日間の「Redemption Grace Period」に、元の持ち主が取り戻せる |
※ JPRS「JPドメイン名のライフサイクル」「ドメイン名の廃止に関する注意」、ICANN「Expired Registration Recovery Policy」(2026年10月31日確認)。取り戻すには、ふつう手数料がかかり、受付期間や扱いはドメインを扱うサービスごとに違います。
ICANNのルールでは、.com などは期限のおよそ1か月前と1週間前、期限が切れたあと5日以内にも、登録したメールアドレスにお知らせが届きます。お知らせを受け取れるよう、登録したメールアドレスをふだん見ているものにしておくことと、自動更新を設定しておくことが、いちばんの対策です。
ホームページ作成サービスにつなぐときの流れ
取ったドメインを、作成サービスで作ったホームページに表示させるには、「つなぐ」設定が必要です。流れはどのサービスも、おおむね次のとおりです。
- 作成サービスを、独自ドメインが使えるプランにする
- 作成サービスの設定画面で、取ったドメインを入力する
- 画面に表示された設定の値を、ドメインを取ったサービスの管理画面に入れる(「ネームサーバー」や「DNS」という画面です)
- 反映を待つ(最長48時間ほどかかることがある)
| サービス | 公式ヘルプなどに書かれていること |
|---|---|
| Wix | ドメインをつなぐには、サイトを有料プランにする必要がある。つなぎ方は「ネームサーバー」方式(推奨)と「ポインティング」方式の2つ。反映に最大48時間かかる場合がある。有料プランには、対象のドメインが1年間無料になる特典がある |
| Jimdo | 有料プランなら、ほかで取ったドメインを、Jimdoに移すことも、そのままつなぐこともできる。ドメインの持ち主であることの確認が必要 |
| Googleサイト | 「設定」の「カスタム ドメイン」から設定する。Google サーチコンソールでドメインの持ち主であることを確認する(DNSにTXTレコードを追加)。1つのサイトにつなげるドメインは最大5つ。反映に最長48時間ほどかかることがある |
※ Wix・Googleの公式ヘルプ、Jimdoの料金ページ(2026年10月31日確認)。
反映を待つ間は、ホームページが表示されなかったり、「保護されていません」と表示されたりすることがあります(Wixのヘルプより)。お客様に新しいアドレスを伝えるのは、表示を確かめてからにします。
ドメインを決めるときのポイント
- 短く、電話で伝えやすい文字にする:「l(エル)」と「1」、「o」と「0」のように、聞き間違えやすい組み合わせは避けます。
- 名義は自分(自分の会社)にする:ほかの人の名義だと、引っ越しや更新のたびにその人に頼むことになります。
- 更新料で選ぶ:1年目の割引ではなく、毎年かかる金額で比べます。
- メールでも使うつもりで決める:「info@」や名字を使ったメールアドレスにしても読みやすいかを確かめます。
もう一度、結論です。
独自ドメインは、ホームページとメールに使える、自分だけのアドレスです。.com と .jp は誰でも取れ、.co.jp は登記している会社が1社に1つだけ取れます。
費用は毎年の更新料で見て、.com が年1,700〜3,500円ほど、.jp が年3,100〜4,000円ほど、.co.jp が年4,100〜7,700円ほど(2026年10月時点・税込)です。更新を忘れるとホームページもメールも止まり、ほかの人に取られることもあるので、自動更新と登録したメールアドレスを必ず確かめておきましょう。
この記事の作業を、まとめて任せた場合の料金
みんなのホームページ屋さんにご依頼いただいた場合、この記事の作業は、それぞれ次の料金でお引き受けしています。
| この記事の内容 | 任せた場合(税別) |
|---|---|
| 独自ドメインを取る | 新規取得の代行:3,000円(新規取得時のみ) ドメイン代:実費(お客様名義でご契約) |
| ホームページにつなぐ | 接続設定:5,000円(初回のみ) |
| 独自ドメインのメールアドレス | 5,000円(設定・初回のみ) |
| つなぐ先のホームページ作り | 1ページ:10,000円 6ページ:30,000円 8ページ以上(お問い合わせフォーム付き):50,000円 |
| 公開後の管理 | 月5,000円(サーバー代・SSLの管理・文言の修正・お知らせの追加込み。最低契約期間12ヶ月) |
今お使いのドメインがある場合は、接続設定(初回5,000円)だけで、今のアドレスのまま新しいホームページに切り替えられます。着手金はなく、お支払いは翌月末です。
ご依頼の前に、あなたのお店・会社の見本のホームページを無料でお作りしています。見本をご覧になってから、ご依頼いただくかどうかをお決めください。